2~3歳の時の発達について(エリクソンの発達段階より)
研究からわかること
前回の続きになります。
今回は2~3歳(幼児前期)の発達段階について説明していきます。
このくらいになってくると、
体の発達としてはジャンプができるようになったり、言葉も(2語文ですが)意味が分かるようになってきて会話が楽しく思える時期になってきます。
「エリクソンの発達段階」によると、
この時期は、自律性 対 羞恥心
と呼ばれます。
自律性というのはいわゆる、「自分でやる!!」という自己主張が強くなる時期だということです。
(親としては一番めんどくさい時期ですね・・・)
この時期の子どもは、いろんなことを自分で経験して、うまくいった満足感で誇りを感じるのです。
そのため、自分でやってみる機会を与えて見守り、適切なタイミングで手伝ってあげることで、
また新たなものを「やってみよう!」という探求心が生まれます。
ですが、子どもの自己主張を抑えて親が何でもしてあげたり、
子どもが経験してできなったことを叱ると、
羞恥心を覚え、新しいことに挑戦する意欲が生まれづらくなってしまいます。
初めて自分で経験することですので、ほとんどの場合うまくできるわけがありません。
でもそれを「失敗」だととらえないように、あたたかく見守ってあげる気持ちが必要になってきます。
「私がやったほうが早いんだけどなー」と思う気持ちをぐっとこらえて、
たいへんですが、自律しようとする子どものやる気を支えてあげるように頑張りましょう!