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インフルエンザの季節がやってきました

時折見せる日差しの強さがのこるものの、すこし肌寒くなってきた今日この頃ですが、
例年10月末あたりからインフルエンザが流行してきます。

国の機関である国立感染症研究所ではインフルエンザ流行レベルマップを示しており、
だいたい流行しだす10月末あたりからアップされます。

インフルエンザはみなさんご存知の通り、高熱と咳・鼻水、関節痛を伴う感染症ですが、
子どもにも当然感染します。
特に子どもは相手との距離が近いので、顔めがけて咳をしたりしますので一気に感染が拡大します。
インフルエンザは飛沫感染(咳やくしゃみがかかることで感染する)なので、
飛沫感染の基準である1m以内での距離で子どもが咳やくしゃみをしているときには注意が必要です。

インフルエンザの予防接種は「感染しにくくなる」というよりは「感染しても症状が軽くすむ」効果があるので、
ぜひ接種しましょう。
ですが、予防接種していると症状が軽いので、感染していることに気づかずに咳をして感染を拡大してしまうという危険もあります。

厚生労働省のHPでも咳エチケットについての記事が掲載されていますが、
特に子どもには今のうちから、
「咳をするときには口を手やティッシュやハンカチ等で押さえて咳をする」練習をしておきましょう。
(言葉だけでなく、手で口を押さえる練習をご家族と一緒にしておくことで子どもは楽しみながら覚えてくれます)

インフルエンザワクチンは、12歳までは2回接種(4週間ほど期間を空ける)が必要になります。
10月から予防接種を予約開始するクリニックがほとんどですので、
できるだけ早めに予約し、12月には2回目が接種できるようにしておきましょう。
(12月にはいるとワクチンの在庫がなくなるクリニックが増えてきます)