経口補水液のレシピ
よくみる病気
子どもに下痢(げり)や吐き気といった症状が出てきた場合、
気になるのは脱水状態にあるかどうかです。
この脱水状態にある際に、多くの病院で推奨されているのが経口補水液です。
経口補水液とは、体に吸収されやすいように塩分と糖分をバランス良く配合した飲み物で、
点滴ができないような発展途上国ではこの経口補水液が点滴の代わりに使われているように、「飲む点滴」とも言われています。
ただし、吸収されやすいとは言っても、
がぶ飲みすると体に負担をかけますし、一気には吸収されないので結局下痢や吐き気につながってしまうので、
スプーン一杯ずつを10~15分おきに飲ませるくらいがちょうどいいでしょう。
(「吐いた時」の⑥「水分補給をする」参照)
経口補水液はいくつかのメーカーから売られていますが、
あえて買わなくても大丈夫、家で簡単に作ることができます。
以下の方法がWHOでも推奨されている配分に近いレシピになります。
コップ1杯の常温水+ひとつまみの塩+小さじ1杯の砂糖
下痢や吐き気の症状の際には是非作ってお子様に飲ませてあげましょう。
[1] WHO position paper on Oral Rehydration Salts to reduce mortality from cholera